春の恵み ~ワイルドガーリック~
イギリスで暮らし始めて驚いたことの1つは「Foraging」という文化がイギリスにもあったこと。
Foraging(Forage)とは野草やきのこなどを採って食べる事をいう。いわゆる「野食」。
日本で「野食」と言えば、山で採る山菜、きのこ類、たけのこ、タラの芽、フキノトウ・・や、川ではアユ、うなぎ・・、海では海藻、貝。その他にもたんぽぽ、つくし、よもぎ・・などなど色々ある。鹿やイノシシなどのジビエも「野食」に入るらしい。
わさびなども元々は野食だったのかな?
「不味い」ので有名なイギリスの食事だが、それでも何となくアフタヌーンティなど「優雅で上品」な印象があり、イギリス人が「野食」をしているイメージは全くなかった。
でもよく考えてみれば、イギリスだけでなく、ハーブティなども元々はそこら辺に生えていたハーブで作ったものだし、ヘーゼルナッツやクルミなど木の実を入れてパンを焼いたり・・というのはとても一般的なヨーロッパ文化。
トリュフもきのこなので完全に野食だし、ブラックベリーやワイルドベリーなどどこでも群生していて、りんごやペアなども今でも普通に野生の木が道端にあったりするのでフルーツティやプディング(デザート)なども野食に入る。
そしてその文化はこの2026年現在でもイギリスではごく日常。
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今の時期ヨーロッパ各地で旬なのが「ワイルドガーリック」。
和名を「クマニラ」というらしく、ニラと行者ニンニクの間くらい。
森に入るとふわ~っとニンニクの良い香りがしてくる。辺り一面ワイルドガーリック!!
白い花もとてもかわいい。少し薄暗い森の中に生えているので、とても幻想的。白い花でできた絨毯みたいでおとぎ話に出て来そう。
・・・かなりのニンニク臭だが(笑)
ワイルドガーリックはスープが美味しい。
ペストにするとパスタにも合う。
その他にも生でサラダに入れても良いし、バターに練り込んでワイルドガーリックバター、ワイルドガーリックのキムチ、餃子、卵とじ、オムレツ、ピザ・・・など、結構幅広く使えておいしいのでとても人気がある。毎年このイーススターホリデーの時期になるとみんながワイルドガーリックを採りに森に行く。大量に収穫して、ペストをたくさん作って瓶詰にしたり、切り刻んで冷凍保存にしたりする。
私はすでにバターとキムチを作り、今日はおにぎりに入れたくて醤油漬けを仕込んだところ。味噌に混ぜ込んでも美味しそう。
パンやスコーンに入れても良いし、天ぷらなんかも美味しいだろうな。
わらびのようにアク抜きの必要もなく、採って来てすぐ食べられるので手軽で何にでも使える。
大好き、ワイルドガーリック!!!



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