趣味とメンタルヘルス
2020年のロックダウン中に編み物を始めた。
正確には「再開」した。
今までも少し赤ちゃん用の帽子やベストを編んだ事はあったが、妊娠中にちょっと編んだくらいで、趣味と言えるほどではなかった。
何がきっかけだったかは覚えていないが、2019年の9月頃急に「くつ下を編んでみよう!」と思い立ち、靴下用の毛糸を何玉か買った。
そうこうしていたら翌年2020年にコロナウィルスが流行し、ロックダウンでずっと家に引きこもるようになった時にヒマでひたすら靴下を編んでいた。
それからずっと靴下を編んでいて、驚く事に、いまだに毎日編んでいる。
毛糸も増えすぎて部屋中に散らばっている。
自分でも呆れている。
妊娠中に赤ちゃんグッズを編んだ時は、それほど楽しいと思わなかった。
目は疲れるし肩は凝るし、むしろ「苦痛」だった記憶があり、子供が生まれたら一切編まなくなった。
それが、今では毎日くつ下をひたすら編んでいる。
靴下以外にも、かぎ針もするのでセーターからニット帽からあみぐるみまで、結構色々と編んでいる。
いつだったか「Country Living」という人気雑誌で「The 20 Most Relaxing Hobbies」(もっともリラックスできる趣味ベスト20)が発表になった。
なんと、1位はKnitting(編み物)。
以下、
2. Fishing(釣り)
3. Blogging(ブログ)
4. Calligraphy(カリグラフィー、書道)
5. Painting(絵画)
6. Candle making(キャンドルメイキング)
7. Flower arrangement(フラワーアレンジメント、生け花)
8. Photography(カメラ、写真)
9. Baking(お菓子・パン作り)
10. Pottery(陶芸)
11. Cooking(料理)
12. Playing an instrument(音楽・楽器)
13. Golf(ゴルフ)
14. Tai Chi(太極拳)
15. Yoga(ヨガ)
16. Gardening(ガーデニング)
17. DIY(日曜大工)
18. Hiking(ハイキング)
19. Running(ジョギング)
20. Biking(サイクリング)
1位のKnitting/編み物は、最新の研究で通常より18.75%も心拍数が落ち着きリラックス効果があるという結果が出ていて、メンタルヘルスの面から見ても最高の趣味と言えるらしい。
東京オリンピックで、高飛び込みの金メダリスト、トム・デイリーが自分の出番を待つ間に編み物をしている様子が撮られ話題になった。
トム本人も「待っている間手持ち無沙汰で落ち着かないので、気分を落ち着かせるために編んでいる」と言っている。
私も、何気なく始めた編み物だったが、そう言われてみれば、ロックダウンや学校閉鎖で気分が落ち込みそうな時編み物に集中できたお陰であまりネガティブな事を考えなくて済んだのかもしれない。
パンデミック中暗いニュースが続く中でも「次は何色のくつ下を編もうかなぁ~」「この前注文した毛糸、今日あたり届くかな!」と毎日ワクワクしていた。
何か月もずーっと家の中にいたが案外毎日忙しくしていた。
しかも、編み物は両手が塞がるので、ヒマな時につい手を伸ばしてしまうスマホも全く触らない。
それゆえSNSもあまり見ないし、余計な情報が入ってきづらいのも案外メンタルヘルスに良いのかもしれない。
ロックダウンからもう5年経つが、いまだに毎日編んでいて、できることなら家事育児すべて放棄して1日中編み物をしていたいと思う。
毛糸を選んだり、次は何を編もうか考えたり、編み図を探して購入したり、誰かが編んだものを見て配色などの参考にしたり・・・と、そんな事をしているとあっという間に1日が終わってしまう。
大雪が降ろうが、大嵐だろうが、酷暑だろうが、雹が降ろうが、朝だろうが真夜中だろうが、全く関係なくひたすら打ち込めるのもありがたい。
私は編み物だけでなく、このランキング20位中8~9こくらいを好きで日々やっている。趣味と呼べるほどではないが、細々ともう何年もちょこちょことやっている。
なので、本当に、週末なども「暇だ」と思った事がほぼない。何かしらやっている。
器用貧乏とは正にこのこと。
・・・と改めて思う大雨強風土曜日の昼下がり。
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